デンソーカップサッカー'01
College Soccer Central


全日本大学選抜 イタリア遠征試合結果




■第1戦■

 2001年3月28日 15:30Kick off
 於:イタリア・モロドーロ市 ピアノチェザーレスタジアム


 ☆全日本大学選抜 10(3−3)3 テラモ
           (7ー0)  (セリエC)
   得点者)15分【テラモ】
       16分【全日本】羽生直剛
       30分【全日本】羽生直剛
       35分【全日本】羽生直剛
       40分【テラモ】
       44分【テラモ】
       54分【全日本】酒井 潤
       60分【全日本】吉村圭司
       61分【全日本】羽生直剛
       70分【全日本】松浦宏治
       75分【全日本】深井正樹
       77分【全日本】松浦宏治
       78分【全日本】松浦宏治

 出場メンバー (日本側のみ)


   GK:杉山 哲
   DF:坪井慶介、齋藤 竜(→45分 千代反田充)、小林宏之
   MF:柳沢将之(→45分 藤田芳正)、堀之内聖(→45分 藤倉 寛)、
      吉村圭司、石川竜也(→60分 三上卓哉)、榎本周平(→45分 酒井 潤)、
      羽生直剛(→75分 深井正樹)
   FW:松浦宏治

 【サブ】
   GK:高原寿康
   DF:藤倉 寛、千代反田充
   MF:藤田芳正、酒井 潤
   FW:深井正樹

 戦評


第1戦システム 日本チームは、これまでの4−4−2システムからより攻撃的な布陣を取るためのバリエーションとして、今回のキャンプから3バックシステムに取り組んできた。初戦は、このシステムの仕上がりを試すべくセリエC2のテラモに臨んだ。
 立ちあがりから、キャプテン羽生を中心とした前線からのプレッシングとボールを奪ってからのサイドアタックが功を奏し、羽生のハットトリックにより3−1と試合を優位に進める。しかし、前半終わりには3バックのサイドを突く攻撃とドリブル突破にから、2つのPKを含む3失点を喫する。
 後半は、ゴールに向かう意識をより明確にし素早い判断によるパスとサポートを繰り返すことによる突破を図り、大量7得点で勝利を収める。今回、選抜初参加の松浦の豊富な運動量と切れ味鋭い突破が光った。


■第2戦■

 2001年3月29日 15:15Kick off
 於:イタリア・ロゼット市 カンポ・ディ・マーレ


  全日本大学選抜 1(0−3)5 ペスカラ☆
           (1−2)  (セリエB)
   得点者) 8分【ペスカラ】
        9分【ペスカラ】
       44分【ペスカラ】
       60分【ペスカラ】
       70分【全日本 】藤田芳正
       80分【ペスカラ】

 出場メンバー (日本側のみ)


   GK:高原寿康
   DF:坪井慶介、小林宏之、齋藤 竜
   MF:藤田芳正、堀之内聖(→45分 石川竜也)、吉村圭司、三上卓哉、
      羽生直剛(→67分 酒井 潤)、深井正樹(→45分 榎本周平)
   FW:松浦宏治
 【サブ】
   GK:杉山 哲
   DF:藤倉 寛、千代反田充、柳沢将之
   MF:酒井 潤、榎本周平、石川竜也

 戦評


第2戦システム  昨日に引き続き主審のみの試合(副審を置かず主審がオフサイド等まで判定するというレフェリング)となった。予想通り、5失点のうち3失点は非常にきわどいFWの飛び出しに対して、ラインコントロールによる駆け引きを行なった際の失点となった。日本は3−4−2−1の攻撃的布陣でスタートし、後半から4−4−2に変更し、相手チームの変則的3トップに対応した。
 ペスカラは、今期前半のリーグでの成績は振るわないものの、選手を大幅に入替えた後期からは1敗の好調を維持しているチーム。イタリアらしいシンプルでスピーディかつ、ダイナミックな展開で果敢に日本チームの浅いディフェンスラインの裏をつく。日本は課題となる、プレッシングからのボール奪取、シンプルにゴールに向かうプレーがなかなか機能しなかった。今後世界標準により接近するためにはアプローチの速さと連動をよりレベルアップさせることが必要となろう。
 しかし、小兵ながらゴール前での個々のスピード溢れる突破はセリエB相手にも充分通用するという手応えを得た。


■第3戦■

 2001年4月3日 15:30Kick off
 於:イタリア・ノタレスコ市 スタディオ・コムナーレ・ノタレスコ


 ☆全日本大学選抜 4(0−0)0 ノタレスコ
            (4−0)  (イタリアリーグエチェレンツア)
   得点者)60分【全日本】深井正樹
       65分【全日本】太田恵介
       66分【全日本】石川竜也
       89分【全日本】酒井 潤

 出場メンバー (日本側のみ)


   GK:高原寿康
   DF:坪井慶介(→75分 平川忠亮)、齋藤 竜(→45分 千代反田充)、
      小林宏之、三上卓哉
   MF:堀之内聖、吉村圭司(→45分 石川竜也)、藤田芳正(→45分 深井正樹)、
      山根伸泉
   FW:太田恵介、羽生直剛(→78分 酒井 潤)

 【サブ】    GK:杉山 哲
   DF:平川忠亮、柳沢将之、千代反田充、藤倉 寛
   MF:石川竜也、榎本周平
   FW:深井正樹、酒井 潤、松浦宏治

 戦評


第3戦システム  ゲームは立ち上がりから、モチベーションの高い全日本大学選抜の一方的な展開となった。16分には左サイド山根、羽生、三上のトライアングルから堀之内が飛び込むも、決定機を逸した。相手も長身のトップを中心に攻撃を仕掛けてくるが、単調でその後も日本ペースとなる。しかし、相手が5バックという形でなかなか背後にスペースが出来ないため、山根と吉村のポジションチェンジ等を試みるが、得点を取るまでには至らなかった。
 0−0で折り返した後半に自分達より格下の相手が同様の戦い方をしてきた場合を考えて、メンバー交代して相手の両サイドを前に引きずり出して、スペースをつく方法を試みた。相手も大幅にメンバーを入れ替え、しかも積極的に前から攻撃を仕掛けてきた。そうなるとゲームは動き出し、山根、深井の中心を軸に、右の羽生、左の石川が多彩な攻撃を繰り出し、日本側の決定機の数が増えた。そして遂に60分深井のミドルシュートで待望の先制点をあげた。それ以降も65分には左の石川からのクロスに深井が飛び込み、こぼれたところを太田が押し込んで追加点。その後も得点を重ね、最終的には4−0で快勝した。


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