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1999年 第73回関東大学サッカーリーグ戦 記者会見コメント


関東大学リーグ記者会見(1999年9月13日)における、各校監督、主将のコメントです。

【1部】

 国士舘大学
 ★大澤英雄 監督
 記録にもあるとおり、第71回、第72回と優勝して2連覇をはたしている。最近の連覇記録では筑波の3連覇があるが、以前も本学は2連覇から3連覇を目指したものの失敗しているので、今回こそ成し遂げたいと思っている。メンバーはほぼ、プログラムに載っている通り。本来ならこういう場では隠しておいたほうがいいことなのだろうが、実はDFの竹谷(睦・3年)が先日の紅白戦でアキレス腱を切り、年内の復活はほぼ無理。かわりに、竹谷の位置(CB)には、たぶん斎藤竜(2年)という選手が入ってくるだろう。あるいは、SBの木谷(公亮・3年)がセンターに入ってくる可能性もある。もし木谷が中に入ってきた場合は、西村(卓朗・2年)が右に入るだろう。
 中盤は、佐伯(直哉)と鈴木(勝大)の2人が4年生だが、残りの中盤とトップがすべて1年と2年。だから、(波に)乗れればいいが、躓くとどうかとも思う。でも、攻撃面は鈴木が取りしきっているし、そのうしろで佐伯もがんばっているので、なんとかなるのではないかと思う。チームは、まだ7割くらいのの出来だと思うが、ぜひ3連覇を狙っていきたい。
 ☆佐伯直哉 主将
 今年は去年のように最初につまづくことにないよう、3連覇したいと思っている。

 順天堂大学
 ★久保田洋一監督
 名波(浩・1994年度卒・現ベネツィア)がいたころのようなスーパースターはいないので、悪くいえばドングリの背比べ、よくいえば層が厚いという状態。だが、大嶽コーチのもと、日頃から切磋琢磨しているので、メンバーの入れ替えもありうる。心身ともに調子がよければ、プログラムで紹介されているようなメンバーが出てくるだろうが、部員間でもライバル意識が激しく、かなり厳しい紅白戦も行っている。
 あとは、1戦1戦トーナメントのつもりで、1試合1試合に燃え尽きようといっている。内容がよければ結果は求めないが、フェアプレー賞だけはハッキリと目指したい。
 ☆迫井深也 主将
今年は、結果だけではなく内容的にも、両方満足できるようにしたい。

 明治大学
 ★吉見 章 監督
 去年のチームから2人のメンバーが抜けただけなのに、今年はチームの調子がよくない。注目の選手としては、プログラムに書いた選手が中心。あとは、できるだけ1戦1戦を勝って、最後まで優勝争いに加わればと思っている。
 ☆河口真一 主将
 今年はチームがなかなかまとまらず、これまでの大会では不本意な成績しか残せなかった。しかし、昨日まで行われていた調整合宿でチーム一丸となれたので、がんばりたい。

 中央大学
 ★丸山義行 監督
 メンバー的には、プログラムにあげられているようなメンバーでやれればと思っている。ついこの間も、OBが練習があらわれて部員たちにハッパをかけていった。というのも、実は中央大が1部に昇格してから今年で50年目になるので、区切りのいい年になんとかして優勝したいとのことらしい。とはいえ、例年通り優勝を狙えるメンバーではないが、1戦1戦を学生サッカーとはどういうことなのかと考えながら戦っていきたい。優勝は無理にしても、フェアプレー賞を狙って、世間に中央ありとアピールしたいと思っている。
 ☆小田島隆幸 主将
 1戦1戦大事に戦って、ちょうど僕らが生まれた年でもある、21年ぶりの優勝を目指したい。

 駒澤大学
 ★秋田浩一 監督
 今年は1部残留を目標にがんばりたい。メンバーは1、2年が多く、若いチームなので1、2戦目をうまく戦ってノレればいいなと思っている。
 ☆内田 潤 主将
 去年以上の成績を残して、インカレに出るのを目標にしたい。

 筑波大学
 ★萩原武久 監督
 プログラムのキャッチにある通り、今年は「堂々と勝ちに」いきたいと思っている。しかし、いつもそうは思っているが、なかなか勝たせてもらえない。昨年のリーグ最終戦では、勝つことの難しさを教えられたので、今年こそは勝ちにいきたいと思っている。
 メンバーは基本的に変わらないが、主将の谷池(洋平・DF・4年)がケガをしてユニバから帰ってきたので、ちょっと出遅れている。しかし、他のメンバーでなんとか谷池のところを埋めたいと思っている。
 ☆谷池洋平 主将
 昨年は初戦で敗れたので、今年は初戦で勝って1戦1戦をがんばりたい。

 慶應義塾
 ★宇佐美慶人 監督
 過去、慶應は1部に3年間連続での残留ということを経験していないので、今年はなんとか残留したい。今年のチームは去年の4年生が9名抜けているが、なんとかしぶとく戦って、願わくば入れ替え戦に出ずに生き残りたい。
 ☆田邊研一郎 主将
 学生主体の慶應サッカーはなんぞや、ということろを見せていきたい。

 東京学芸大学
 ★松本直也 監督
 初めての1部で、正直不安でいっぱい。メンバー的にはプログラムに載っているメンバーに、新人の藤倉あたりがどうからんでくるか。みなさんの予想を覆してなんとか上位に食い込みたいと思っている。チャレンジ精神を忘れずに1戦1戦戦っていきたい。
 ☆渡辺祐貴 主将
 ほかの大学のようなタレントはないし、浪人生が多いチームだが、去年はチームワークで1部に上がれた。最終目標をインカレ出場として、がんばっていきたい。

【2部】

 日本体育大学・酒井宏治 コーチ
 昨年は精神面の弱さが出てしまったので、今年は精神面を強化するために監督の地元であるオランダで18日間合宿をして、チームの強化をはかった。オランダ合宿といっても、いわゆるホテルではなく、ユースホステルのようなところに泊まって、精神面をきたえるのにはよい環境だったと思う。
 チーム的には、鈴木(啓史・4年)と金杉(伸二・2年)の2トップに2年生の須田(興輔)が加わって3人でポジション争いをしているので、試合によって須田もスタメンが加わるだろう。また、伊藤(隆嗣・3年)がポジションを1つあげて中盤に、伊藤の位置(DFライン)には3年の沼田(和喜)あたりが出てくる。中心選手は11人全員。1年で1部にあがれるようがんばっていきたい。

 日本大学・馬渕剛行 監督
急用のため欠席

 法政大学・横谷政樹 監督
 今年は春から好不調の波が大きかったので、秋に向けてコンスタントに力を出すことを目標にしてきた。メンバーはほぼプログラムに通りだが、渡辺孝介(2年・MF)ケガをしてしまって、このシーズンは出場は無理。彼の穴をどう埋めていくかが非常に大きい。いずれにしても、1部復帰を目指して全力でいきたい。

 亜細亜大学・坂下博之 監督
 今年の春は関東選手権で3位となり総理大臣杯に出場したが、1回戦で福岡大に1−3で負けてしまった。前半はまあまあだったが、後半に入ってから暑さ、あるいはカウンターで負けてしまった。その総理大臣杯のあと、メンバーを多少変えてある。プログラムでは、GKは雨宮(4年)となっているが、ここは古賀通泰(2年)が入る。古賀は、30名の中には登録されていない選手。しかし、昨年のリーグ戦でもちょっとだけ出ている。学部の関係で留学に行っていたのだが、帰ってきてから急成長した。そのほかのの変更点としては、菊地完(主将・4年)が(CBから)中盤に入る。そしてその菊地の位置に、金哲弘(2年)が入る。また、FWは加藤(大輔・4年)に代わって長井(圭太朗・1年)。この長井は、関東選手権でVゴールを挙げて総理大臣杯に連れていった選手だが、彼のの活躍如何で亜細亜が勝つかどうかが決まるだろう。

 青山学院大学・上倉 功 監督
 今年は本当に苦しいシーズンになりそうだ。2月に主将の三宅がケガをして、非常に特徴のない、守れない、中盤作れない、得点を取れない状況になってしまった。だから、一生懸命さだけを出して戦うしかないかな、と思っている。
 FWの斎藤(如紀・4年)のところに村山(浩史)が入ったりすると、4年生のほとんどいない2年3年のチームだけになってしまうので、むしろ今年は来年のためのステップアップとして、何かの芽が出ればいいないと思っている。

 早稲田大学・由井濱洋一 監督
 3年前に2部に落ちてから、この2、3年間チームは天国と地獄を両方味わっている。現在、メンバー的にも突出した選手はいない。だが、負け惜しみではないが、学生スポーツとはどういうものかということを1から考え直して、勝つことは目標ではあるが、それにいたる過程が大事にできれば、その結果負けてもかまわないくらいの気持ちではある。

 東京農業大学・山下広久 監督
 去年と一昨年に下の入れ替え戦を経験して、もう後がないということで今回はかなりの改革をさせてもらった。去年までのDH3人を最終ラインに入れて、中盤はほとんど1年生。FWは100メートル11秒台というスピードのある2人に任せるという、今までにない改革をした。能力のある1年生を出場させるがが、なにぶん経験不足なので、うまくいけば上の入れ替え戦に、うまくいかなれば例年通り下の入れ替え行きになると思うが、1年生の能力を信じてがんばりたい。

 流通経済大学・中野雄二 監督
 今年は(関東リーグに参加して)1年目なので、特に大きな目標は特に持っていない。初戦に勝ってうまくいけばいい結果がでるだろうし、最初がうまくいかなければダメだろう。登録メンバー30人中12人が1年生ということで、毎試合1年生が5〜6人は出ることになるだろう。どんな結果になるか、自分自身も楽しみにしている。

College Soccer Central 1999年関東大学リーグ日程/結果