■明治大 吉見 章 監督
自分たちが先に1点を取って、守りに入ってしまった。本当は点を取ってからも変わらないサッカーをしなければならなかったのだが、ラインを下げて守備的になった面があったと思う。松ヶ枝の交代など、狙いが当たった部分もあるし、全体のリズム自体は悪くない。あとは、それをどう90分間持続できるかだと思う。
■亜細亜大 坂下博之 監督
前半に関しては守備陣がよく耐えてくれたと思うし、狙い通りの展開だった。もし、グラウンドが(雨で)スリッピーじゃなければ、前半に3本くらいはカウンターを狙えたと思う。後半の交代は、ボールを落ち着かせることのできる選手がほしかったこともあるが、あの3人が入ることによって、チームとしてやるべきことが整理されたのが大きい。たとえば、長井は明治大のマークに勝てずにターゲットの役割ができていなかったのだが、交代した大西は明治大DFに競り勝ってターゲットとしての役割をハッキリさせてくれた。そういう意味でも、あの交代は大きかったと思う。結局、ウチはトータルな戦い方をしないと勝てないので、この試合の状況を見て、次はメンバーなどももう少し入れ替えて挑むことになると思う。
Text/Photo:Reiko Iijima