■慶應義塾大 吉峯龍馬 グラウンドマネージャー
前半は相手にゾーンを握られていたが、後半は相手のイヤなところを攻めることで相手のゾーンを広げた。前半はゾーンの位置が低くて(相手に対する)プレッシャーになっていなかったので、後半はサイドと中盤の押し上げを徹底し、DFライン全体の出だしを速くしたいとは思っていた。あとは、空振りでもいいからシュートを打って、相手のゾーンを下げるよう指示した。
2得点で勝ち点9というのもおかしいことだとは思うが(笑)、春は我慢だと思っている。今日の試合も、もっと攻撃をしたかったのだが結果的には守備で手一杯という状況になってしまった。攻撃に関してはまた秋への課題になると思う。
■慶應義塾大 元木 新 選手
今日はいい面もあったけれども、悪い所も目立ってしまったので自分的には満足していない。具体的には、縦方向のボールに対するポジションが悪く、裏に抜けられたときなどの対応が今イチだった。ただ、順大は横からの攻撃が多いと思っていたし、横の反応に持っていけば必ず止められるという自信はあった。どうしても攻められる時間帯が多いが、それが普通だと思っているし、そのほうがリズムが掴みやすいのであまり気にはしていない。
今年から堀池GKコーチがきてくれているが、細かい技術の面やGKがチームに与える影響力など勉強になることが多い。自分の理想のキーパー像というものと、そうしう指導がミックスして、自分としても成長できたのではないかと思う。
■順天堂大 青葉幸洋 選手
相手に先に点を取られて、気合いの入った部分もあったがそれが焦りもあったと思う。試合前から順位を上げたいと思っていたので、分けるより勝ちたいと思っていて、その分前がかりになってバランスが崩れた。このあと1ヶ月半の間に教育実習で5人の選手が抜けるということもあって、チームがまとまり切れなかったということに対する不安はある。
Text/Photo:Reiko Iijima