■駒澤大 秋田浩一 監督
今日は、絶対に負けたくないという気持ちが前面に出ていた。この1週間は、守備の話ばかりしてきたのだが、後半押されてきたときに、そうした点の成果が出たのではないかと思う。攻撃に関しては、巻が競ったら(相手に)勝っても負けてもその裏に回るようなパターンの徹底ができていて、今回はたまたまそれが2回ほど決まっただけ。本当はもっといろいろなパターンもタメしているし、攻撃のバリエーションを増やすのは今後の課題だと思う。
■駒澤大 深井正樹 選手
自分自身の出来としては、よくもないし悪くもないといった感じ。ただ、前節の中大戦に比べるとスペースがあったので動きやすかった。中大戦のときは、僕らのやりたいことを先に中大がやっていて、自分たちのサッカーがほとんどできなかった。それに比べると、今日はかなりよくなっていたんじゃないかと思う。結果を残せたことは評価できるがボールを離すべきところで持ってしまったり、逆に持つべきところで離してしまうなど状況判断がよくない部分もあったので、決して満足はしていないが、次につながる試合だったと思う。今年はリーグ戦も長くなったし、チーム間に大きな力の差はないと思う。1週間で技術や戦術が飛躍的に伸びるはずもないし、最後は気持ちの面での違うが出てくると思う。そういう意味で、今日はみんなの負けたくないという気持ちが前面に出ていたのがよかった。
■国士舘大 大澤英雄 監督
今日は、こちらが相手の注文通りのサッカーをしてしまったという感じ。
DFの齋藤竜に疲れがあったので、大事を取って休ませたが、彼がいないことで味方をリードするというか、鼓舞する選手がいなくなってしまった。DFラインを押し上げるのも遅く、結果として最初のアプローチ自体はできるのだが、その後にDFが守るゾーンが広くなるなどコンパクトなサッカーができなかった。両サイドのDFのプレーも中途半端。もっとセーフティーに、わかり易くやらなければならないところで無理している部分が多すぎた。竜がいないことによる選手の入れ替わりはマイナスだったと思うが、それにしてもこちらの思惑通りのサッカーがまったくできない試合だったと思う。
Text/Photo:Reiko Iijima